レンタルサーバとは? ~「共用」「VPS」「クラウド」「専用」の4つのサーバ
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前回「【ブログ運営】社内SEがブログを構築するまで」の記事で社内SEの自分がこのブログを構築するまでの手順を説明して、細かな詳細記事は別途あげていく言い、早何もせず3か月がたってしまいました。(;´∀`)
言い訳に過ぎないですが仕事が忙しすぎるのと、別途ブログを構築/運営中なので全然手が回っていませんでした。(;><)
じっ、実際は確かに頑張れば書く時間はありましたが、そこまで自分を利することができなかった。
流石にもう書かないとと思い、まず出だしとしてこの記事を書きます。
ブログを構築する上で最初に考える必要がある、サーバ環境についてです。
1. 調査フェーズ
レンタルサーバの調査
レンタルサーバとは ⇐ [今ここ!]
ブログ構築設計
アプリ設計
DB設計
WYSIWYGエディタの調査・選定
2. 構築フェーズ
VPSの設定
さくらVPSのサーバ設定
お名前.comの独自ドメイン取得
サーバ構築
基本設定(Apache、PHP、MariaDB)
セキュリティの設定
メール設定
脆弱性診断
W3C
バージョン管理ソフトウェア
3. 運用フェーズ
SSL証明
SEO対策
障害対応
改修案件
最新記事一覧追加
モバイルフレンドリー対応
ドメイン移設
Adsenseの利用
関連記事一覧機能追加
サーバを自前で用意するか、レンタルするか
ブログはWebシステムのなので当然Webサーバが必要になるのですが、準備する方法としては大きく2つあります。
- 自分が所有するサーバ(PC)でブログを構築する
- レンタルサーバを借りてブログを構築する
「自分が所有するサーバ」とありますが、そんなに大袈裟なものでなく自分が持っているデスクトップPCでサーバを構築することを指します。
かたやレンタルサーバとは、各サーバを所有するサービス業者がインターネットを介してサーバの所有権を与えくれるサービスのことです。
それぞれ長所短所があり、開発者の都合によりどちらを選ぶ変わってくると思います。
自前で構築
- メリット
PCを所持していれば、イニシャル費用が掛からない
サービス業者都合のメンテナンスに左右されない
⇒自分の好きなように運用できるので自由度が高い - デメリット
ランニングコストが電気代のみ
⇒場合によっては多額な電気代がかかることも
サーバの故障や不具合は自己責任。すべて自分で対応する必要がある
PCを24時間365日稼働しておく必要があ
⇒最悪火事になる時れもある
レンタルサーバ
- メリット
サーバのメンテナスは業者に任せられる
イニシャル/ランニングコストを抑えられる
⇒これは業者選びと自分のやりたいことによります - デメリット
インターネット越しで操作するので、自由度が制限される
⇒業者が用意したプラットフォームで利用することになる
2つを比べた時、正直個人的にはレンタルサーバ一択だと思います。
自前で用意する方に無理くりメリットを挙げていますが、明確なメリットは自由度が高いことくらいで、月々のコストである電気代は結構高くなることが多いらしいです。
さらにネットの噂で見たのですが365日稼働しないといけない関係上、PCが火を噴いて火事になってしまう恐れもあるそうです。:;(∩´﹏`∩);:
そんなわけで自分はサーバを用意するのに迷わずレンタルサーバを選択しました。
レンタルサーバとは
いざレンタルサーバを利用しようと思っても、当時の自分はそのキーワードは知っていましたが、実際どんなものかほとんど知りませんでした。
そのためインターネットで調べたのですが、これが結構理解するのが大変で骨が折れました。
なぜなら大変だったかというと、人によって「レンタルサーバ」の考える粒度が異なっていたからです。
一部では貸し出されているサービス全体をレンタルサーバと呼んでいたり、他の人はサービスの内の一つをレンタルサーバと呼んでいたりしていて、とても混乱しました。
最終的に僕個人が出した結論は、「レンタルサーバ」とは「業者が仮想的にサーバを貸してくれるサービス全体のこと」と理解しました。
そして、レンタルサーバの理解を煩雑にしている原因として一番大きな要因なのが、レンタルサーバには大きく分けて4種類のサービスがあることです。
それが「共用サーバ」、「VPS」、「クラウド」、「専用サーバ」の4つです。
順番に詳しく説明していきます。
共用サーバ
共用サーバとは、複数人のユーザが1つの同じサーバを折半して利用するレンタルサーバのことを言います。この共用サーバを総じてレンタルサーバと呼んでいる場合があり、話をややこしくしていました。
共同で利用するといってもハードディスク(HDD)だけはそれぞれ決められた容量を振り分けられています。しかしCPUやメモリは共通のものを利用することになるので、1人のサーバに高い負荷がかかっていた場合は共用している同サーバの他ユーザにもその影響がダイレクトにかかります。
つまりサーバの安定性が自分のWebシステムだけでなく、ほかユーザのシステムにも依存することになります。これは明らかなデメリットです。
よくレンタルサーバを賃貸に例えられますが、共用サーバは賃貸の大部屋や相部屋のイメージに近いと思います。
大きな部屋を複数人で使用して、場合によっては備え付けの家具や家電製品を共有して使います。一人の人がテレビを見てたり冷蔵庫を占領していたら他の人は使えないですよね。そんなイメージです。
しかし、共用サーバにもメリットはあります。それはサーバを複数人で共同利用しているので、サービス業者からしたらサーバの運用コストを最小限に抑えることができます。そのため共有サーバはイニシャルコストやランニングコストが安く設定されていることが多いです。
さらに共用サーバを利用率が一番高いこともあり、ITの知識がそれ程高くない人でも利用できるよう、サーバの構築から設定まで業者の方で対応してくれるケースや、誰でも使えるような機能やWEB画面を用意しいてくれていることが多いのも魅力の一つです。
ただし、逆に一から自分の好きに構築したい方やroot権限を使って操作したい人には向ていません。
VPS、クラウド
VPSは「Virtual Private Server」と呼ばれ、1台の物理的なサーバを仮想的な環境として何台も分割し、その分割した仮想サーバを提供してくれるサービスです。
共用サーバと比較すると、どちらも1台の物理的なサーバで構築されているのは変わりませんが、VPSではCPUやメモリを完全に各ユーザごとに一定量を振り分けているのでサーバの負荷がほかのユーザに依存することはほとんどありません。
ただし、サーバ自体に物理的な障害は起きた場合は、そのサーバ内にいる仮想環境はすべて影響を受けます。
賃貸で例えると、一般的なマンションに近いかと思います。
建物一つでもその中に部屋がそれぞれ分かれており、住居者は他の人にほとんど影響を及ぼされることなく暮らすことができます。ただし、インターネットがマンションタイプで人によって利用率が違ったり、建物自体が損壊したら住居者全員に影響がでることと一緒です。
クラウドはサーバ構成として、仮想的に構築されているところはVPSと同じですが、料金形態が異なります。
VPSは「定量課金制」に対して、クラウドは「従量課金制」になっており使った分だけ料金が発生します。
安く済むこともあれば、ネットの攻撃を受けるなどして多額な利用料が発生することもあり、VPSよりも運用難度は高いと思います。
VPS/クラウドは真っ新な環境を提供するだけなので、WEB環境を構築するのはすべて自分で行う必要があります。その点ではITスキルを必要とされることが多く、Linuxの知識がないと厳しいかもしれません。
自由度が高い分、料金も共用サーバより高めに設定されていることが多いです。
自分はこのブログを構築する時、併せてサーバ運用の知識もつけたかったので「VPS」で構築することを決めました。
料金も丁度いい具合で、自由も効くのでVPSにして正解だったと思ってます。
専用サーバ
専用サーバとは読んで字のごとく、1台の物理的なサーバを丸々一人で利用できる形態のレンタルサーバです。
建物の例でいうと、一戸建て住宅がそれに該当します。
土地も住居もすべて自分のものです。他の何者にも影響を及ぼされることはありません。
ただし、その分イニシャル/ランニングともに非常に高く設定されています。
このレンタルサーバを個人で使っている方っているんでしょうか。ほとんどの場合法人向けのサービスだと思います。
まとめ
今回、やっとこさ「社内SEがブログを構築するまで」の第一弾の記事を書くことができました。
今後もこの流れをなるべく崩さないよう、時間を見つけて早いタイミングでこのシリーズを記事を書いていきたいです。
٩(ˊᗜˋ*)و>頑張るぞぉ!