人気の高級キーボード「REALFORCE」のラインナップについて調べてみた
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前回「玄人向け人気キーボード「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」のラインナップを調べる」で、打ち心地に惚れたHHKBについて特徴やら商品のラインナップやら、いろいろ調べました。
結果として、まさかの静音タイプで黒色がないことを知り、自分の欲しい特徴のキーボードがなかったので購入を保留していました。
しかし、1ヶ月ほど経った今でもキーボード欲は全然消えていません。
他に打ち心地の良いキーボードはないか調べたところ、ちょうど良いキーボードがありました。
それが「REALFORCE」というキーボードです。
REALFORCEとは
REALFORCEとは、東プレというメーカーが製造するハイスペックキーボードのことです。
キースイッチの構造はなんと、前回ご紹介したHHKBと同じ「静電容量無接点方式」を採用しているとのことで、こちらも押し心地が抜群に良いキーボードです。
というか「静電容量無接点方式」のキーボードと言ったら、PFUのHHKBと東プレのREALFORCEが2大巨頭らしく、キーボード好きでは言わずと知れたメーカーらしいです。
東プレはもともと、金融機関向けにキーボードを製造しており、耐久性と打ち間違えを起こさない機能性重視のキーボードを作ってきました。そのノウハウがこのREALFORCEにもしっかりと受け継がれているようです。
REALFORCEの特徴
REALFORCEの特徴は大きく分けて以下のものがあります。
- 静電容量無接点方式
- キー荷重
- Nキーロールオーバー
- APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能
静電容量無接点方式
静電容量無接点方式とはキーボードのキー構造の一種で、キースイッチが電極に接することなく静電容量の変化で打鍵を検知する構造になっています。
スイッチが電極に直接触れることがないの耐久性が強く、打ち心地が軽くて打ちやすい特徴を持っています。
通常のキーボードの耐久性は約1000万回のところ、REALFOCEは5000万回まで耐えることができるとか。
さらに接触による摩耗で発生するチャタリング(誤動作)も、ほとんど発生しないのでいいことづくめです!
ただし、その代わり静電容量無接点方式のキーボードは値段が高めに設定されていることが多いです。
by http://www.realforce.co.jp/features/index.html
キー荷重
キー荷重とはキーボードを押したときの重さのことを言います。
REALFORCEにはキーボードの種類によってキー荷重が様々で、大きく分けて4種類存在しています。
- 等荷重:30g
- 等荷重:45g
- 等荷重:55g
- 変荷重
等荷重とはすべてのキーは一律同じ重さのキーボードのことで、変荷重とはキーボードの中心から「45g⇒30g」と軽くなるよう設計されたキーボードのことです。
変荷重の方は文字を打ち込む作業には向いていますが、ゲームなどの目的で使う場合は等荷重の方があっているようです。
Nキーロールオーバー
「Nキーロールオーバー」とは簡単に言うと、キーを同時押ししてもすべてのキーが反応して打ち込むことができる機能のことです。
同時押しで反応してくれるので、どんなに素早く打ち込んでも正確に入力可能なため、高速タイピングをしたい方にはうってつけの機能だと思います。
自分もREALFORCEを調査していてこの機能のことを初めて知りましたが、実はHHKBにもNキーロールオーバー機能がついていました。
本当にPFUと東プレのキーボードはすごい!高いだけあるw!
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能
APC機能とは、キーを押し込んだ時の反応する深さを調整することができる機能です。
キーの反応する深さはが1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できます。高速タイピングしたい方はは1.5mmに、打ち間違えを気にする方は3mmに設定するとよいかと思います。
by http://www.realforce.co.jp/products/R2SA-JP3-IV/
APCの設定は、REALFORCE専用のソフトウェアから設定可能です。東プレのHPからダウンロード可能です。
下図のように、キーボードの各キー一つ一つに対して深さを設定でき、自分好みのキーボードにカスタマイズができます。
REALFORCEのラインナップ
REALFORCEは現在、第一世代から一つバージョンアップして「REALFORCE R2」(第二世代)が主流となっています。
REALFORCEの商品はものすごい数のライナップが存在しており、その数はなんと69種類(windows用63種、mac用4種、ゲーミング用2種)。
そんな多くの種類を全部覚えるのは大変ですが、一目見るだけでどんな種類のキーボードか判別する方法があります。
まず、以下の商品コードを見てください。
上記のキーボードは
・テンキーレス
・静音
・APC機能つき
・英語配列
・30gの等荷重
・キーボードの色がブラック
の特徴を持っています。
これは商品コードに規則性があり、それぞれの英数字の組み合わせがキーボードの特徴を表しています。
下記のような規則性になっています。
R2[①テンキー][②静音][③APC]-[④配列][⑤キー荷重]-[⑥色]
①テンキー有無
無地:テンキーあり
TL :テンキーなし
②静音有無
無地:静音なし
S :静音あり
③APC機能有無
無地:APC機能なし
A :APC機能あり
④キー配列
JP :日本語配列
US:英語配列
⑤キー荷重
3:30g
4:45g
5:55g
V:変荷重
⑥色
BK :ブラック
IV :アイボリー
WH:ホワイト
この規則を覚えておけば商品コードを見ただけでどのような機能が付いているか、一目瞭然です。
PFU Limited Edition
「キーボード選びのポイントについてまとめてみた。」の記事で、自分が欲しいキーボードはどんなものかまとめた際、以下の特徴を挙げました。
- 黒色
- 静電容量無設定方式
- 英語配列
- 有線タイプ
- テンキーレス
REALFORCEで上記の特徴を満たすキーボードはないか調べたところ、ちゃんと存在していました。
それが以下の商品です。
このキーボード、名前をよく見てみると「R2TLSA-JP4-BK PFU Limited Edition」となっており、なんとHHKBのメーカーであるPFU社と共同で作ったキーボードであることがわかりました。
共同開発ということは打ち心地がHHKBに近いということでしょうか?それともほとんど一緒なのか?もしかしてHHKBに黒色の静音のタイプが存在していないのはこいつが存在しているからなのか?
これは実際触ってみないと判断できたいと思い、実際都内の家電量販店に行ってきましたが、東プレのコーナーは店舗に存在するものの、PFU Limited Editionのタイプはどこにも展示してありませんでした。
ビックカメラとヨドバシカメラの店員に確認してもらったところ、PFU Limited Editionはどこの店舗にも展示していないそうです。実際触ってみて確認できないのは厳しいです(;><)。
まとめ
今回、静電容量無接点方式の人気キーボード「REALFORCE」について調べました。
そんな中で自分の理想に近いキーボードの「REALFORCE PFU Limited Edition」に出会うことができました。
しかし、このキーボードは展示されておらず打ち心地を確認できず、価格は3万円もするので、勢いで買うには少し勇気がいります。
さらにHHKBにはホームポジションを崩さずに使える仕組みがありますが、REALFORCEにはそれがありません。
調べてみて結局「HHKB Type-s」か「REALFORCE PFU Limited Edition」か、気になるキーボードが増えてしまう結果になってしまいました。\( ´◡` )ノ
でも、悩んでてもキリがないので、いい加減そろそろ買うキーボード決めます!
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