高スペックPC不要、ダウンロード不要!Googleがストリーミングゲームサービス「Stadia」を発表
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北米時間の2019年3月19日に、Googleが独自で開発を進めているゲームストリーミングサービスプラットフォーム「Stadia」を発表しました。
Google’s Stadia game-streaming platform kills downloads and lets you play anywhere
日本語版サイト
なにやらGoogleが面白そうなことを始めたようです。ゲーム好きな自分としては興味津々なので少し調べてみました!
Googleは去年の10月にパブリッシャーのUbisoftと提携して、Chrome上で無料で遊べる「Project Stream」を米国向けに発表していました。
なんとAAAの大作「Assassin's Creed Odyssey」をChrome上で、しかもタダ、1080p/60fpsというパフォーマンスで遊べるというものです。しかし米国のみで日本では遊べませんでした。。。
Chromeでアサシンクリード最新作が無料プレイできる「Project Stream」発表。ただし米国在住者のみ
今回の「Stadia」はその流れをうけ、4K/60fps HDRでゲームを提供するそうです。
自分がすごいと思ったポイントをまとめると、以下のような感じになります。
- Webブラウザ(Chrome)でハイスペックなゲームがプレイできる
- 4K/60fps HDR
⇒将来的には8K/120fpsを目指すらしい - ストリーミングでゲームを提供するため、幅広い端末に対応
⇒デスクトップPCやノートPC、スマホ、タブレット、テレビなど
⇒高スペックなPCを用意する必要がない - GPUはAMDと提携してハイエンドのGPUを設計
⇒スケールアップも可能なため、動的に描画性能を変更できる - Youtubeとの相互連携
⇒Youtubeでゲーム動画を見ていて、面白いと思ったらそのままそのゲームをプレイできる - 現在世界中で100社のデベロッパーにStadia開発用ハードウェアを配布
⇒サービス開始時に100タイトルものゲームが遊べるかも? - 公式からStadia専用のゲームパットが販売される
⇒市販されている別のPCゲーム用のパットでもプレイできると思う。たぶん。
PCでゲームをするならSteamが有名ですが、Stadiaとの決定的な違いとして、Steamはゲームをダウンロードプレイする必要があるのに対して、Stadiaはダウンロード不要でインターネットブラウザで遊べる点です。
ダウンロードが必要になると、必然的に各ユーザがゲームの水準を満たしたスペックのPCを用意する必要があります。
しかしStadiaはストリーミングサービスのため、最低限インターネットにつながる端末とChromeさえあればゲームを遊ぶことが可能です。
イメージとしてはPS4とPSVitaのリモートプレイのようなものだと思ってください。PSVitaでプレイしているけれど、実際にゲームが動いているのはPS4で、Vitaはそれをインターネット越しで映しているだけです。
StadiaではPS4の部分がStadiaで、PSVitaが各ユーザのPCになった感じです。ゲームのプログラム自体はStadia内に存在し、自分のPCはインターネット越しにそれを操作するだけなので、高スペックのPCも必要なければダウンロードも不要ということ。
さらに場所も選ばず、自分のスマホでアサシンクリードが遊べたりするかもしれないです^_^。
現状自分が気になっている点としては、
- サービス形態や料金形態はどうか
- 遊べるコンテンツはどの程度あり、魅力的かどうか
- いつから日本でサービス展開されるのか
⇒2019年ローンチ時に日本は対象外らしい>_<;(アメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパのみ) - 別のコンシューマー機とのクロスプレイは可能か
- ラグは酷くないか
⇒個人のインターネット回線に依存するため、ラグがひどいと対戦形式のゲームは致命的
といった感じでしょうか。
日本で遊べるようになるのはまだまだ先のようですが、今後の動向が楽しみです。